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著者が販売する部数なんて…

最近、アマゾンキャンペーンをやってくださいという出版社が増えてきました。

なかには、アマゾンキャンペーンを行うことを条件にする出版社もあります。

アマゾンキャンペーンについては賛否両論。

でも、現実問題として、アマゾンキャンペーンをやってある程度の部数を保証できる著者さんは、出版しやすいです。
販売できなかったとしても、著者の買い取りなどでも同様の効果が見込めます。

で、最近では、最初から1000部買い取りをマストで指導されている出版プロデューサーも多いと聞いております。
(出版社から買い取ってまで出版する神経がわかりません…笑)

ただ、そういう条件が付くと、とたんに著者に欲が芽生えます。

「1000部買い取るんだから、タイトルを決めさせろ」
「アマゾンキャンペーンで部数保証するんだから、色は自分で決めたい」
など

でもね、「たかだか1000部ですよ~」って、出版社は思っています。

だって、出版社の損益分岐点は3000部ですから!

つまり、たかだか損益分岐点の3000部のうち、1000部を著者が負担しているだけなのです。

これが3000部なら話しは違いますが、たかだか1000部ですからね。
言ったら、企画にちょっとゲタを履かしたようなものなんです。

もし、自分の意見を通したいのであれば、損益分岐点の3000部を買い取るぐらいの気概を見せいないと意味はないでしょうね。

何が言いたいかというと、皆さんが行う販促に関して、経済的な負担も、労力的な負担も担うことは重々承知していますが、それでも、印刷した部数や出版社が利益を確保するために必要な部数からしたら、たいした部数ではないということなんです。

この部数に対する感覚に、出版社と著者の間にかなりの温度差を感じることが多いです。

なので、もっと総体的な数字から、自分の状況を考えることをオススメします。
そうすることで、出版社との関係も全然変わってきますから。


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Posted by 出版実現コンサルタント@山田 at 12:14 │著者としての販促