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本を出版して増長する人

本を出版するということは、出版社の初期投資の上に成り立っていて、そして、出版社から書店までの間にもの凄く多くの職種の方が介在して出来上がっていくんです。

つまり、本は著者だけで作られるわけではないということ。

しかも、著者が初めての出版だった場合、前工程、後工程でかかる手間は、いつもの倍以上です。

そして、その苦労は、本が売れることによってのみ報われます。

ということは、あなたが出版をしたのなら、とにかく本を売らなくてはならいということです。

もちろん、出版社の営業さんも、本屋の書店員さんも頑張ってくれますが、やはり、当の本人である著者が一番頑張らなくては、本は売れません。

とくに初めての本であれば、尚更です。

それなのに、必ず、一定数の著者さんが、出版をすると浮かれてしまいます。

そういう方々を見ていると、どうも自己顕示欲の強い人ほど、そうなる傾向があるようですね。

自己顕示欲が強いということは、承認願望が強いということですから…。
そして、そういう人に限って、ビジネスも上手くいっていない気がします。

上手くいっている人は、そもそも承認願望も弱く、慢心することなく地道に実績を積み上げることを優先しますから。
そして、そういう人の方が、本を売るということにもひたむきでストイックな傾向があるような気がします。

せっかく出版する以上、出版したことに踊らされて増長したら、とても残念ですよ。

しっかり、地に足をつけて、著者人生を歩んでいきましょう。


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Posted by 出版実現コンサルタント@山田 at 20:12 │著者としての販促