本を出版したい! › 出版企画の考え方 › 出版の企画は出尽くしているテーマでもいい

出版の企画は出尽くしているテーマでもいい

出版セミナーなどで参加者さんとお話しすると、よく言われることがあります。

「書きたいテーマはあるんですが、ちょっと出尽くしていると思うんですよね~」

すでに、似たようなテーマがあるために躊躇してしまうパターンですね。

でも、類書がいっぱいあるということはどういうことだと思いますか?

類書がいっぱいあるということは、そのテーマが売れていて、各出版社が注目しているってことです。

つまり、その時点で売れ線のテーマということ。
ということは、逆に出版しやすいと言い換えることもできます。

では、どうすればいいのかといえば、切り口です。

切り口を変えるということは、ターゲットを変える、論調を変える、視点を変える、ノウハウを変える…。

同じテーマで、独自の切り口に変える。
その上で、その切り口に著者としての優位性があるようにする。

これだけで出版できるんです。

だって、そもそものテーマは売れ線で出版社が注目しているわけでそこに独自の切り口で企画を立てる訳ですから、そりゃ編集者も喜びます。

なので、一見、そのテーマの本が出尽くしているように見えるからといって、諦める必要はないんです。

逆に出尽くされた本を並べて、自分の独自の切り口を考えてみてください。

後出しジャンケンをする訳ですから、企画も考えやすいはずです。


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Posted by 出版実現コンサルタント@山田 at 14:25 │出版企画の考え方