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売れてる本をパクって出版企画を立ててもダメです

出版企画書の添削をしていると、多いのが売れている書籍のパクリ企画です。

二番煎じ、三番煎じ、当たり前の感じ…。

でも、本というのは、発刊して3ヶ月もしたら売れ行きが降下していきます。
つまり、今、書店で売れている本をパクって企画しても、その本が発刊されるころには、パクった本自体の売れ行きも降下していて、追随した本が売れることはありません。

売れそうな気がするのは一瞬の錯覚…。

そういう企画の立て方をしていると、自分の企画力は養われませんし、どんどんモラルも低下していきます。

もちろん、元の書籍を出版している出版社だって、決して面白くはありませんので、悪評ばかりが広がっていきます。

出版業界は、狭い業界ですからね。
悪事千里を走ると言いますし、気をつけないと。

出版企画書には、“類書”という項目もありますので、ついついパクってしまう気持ちも分からなくはないんですけどね。

では、どうすればいいのか?

それは、パクるのではなく、参考にするんです。
すでに出版されている本が売れているのなら、その本を参考にすればいい。

参考にするのと、パクるのは違います。

パクるのは、あくまでも劣化コピーです。
参考にするというのは、その売れている本よりも、もっと売れる企画に昇華させるということ。

何か売れている本を参考にするのであれば、その本より売れる要素を5つ以上盛り込みましょう。

参考にする本を徹底的に分析をして、その本をもっと売れるようにするためにはどうすればいいのかを考えるのです。

そうすることで、さらに売れる企画にすることができますからね。
是非、やってみてください。


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Posted by 出版実現コンサルタント@山田 at 14:20 │出版企画の考え方