2016年02月22日
本が出版されたら、必ず、打ち上げをしよう
弊社が出版プロデュースをしているのには、大きく分けて、2つの目的があります。
1つは、常々書いておりますが、出版したいという人を食い物にしている詐欺的出版プロデューサーの撲滅です。
これは、ある意味では社会貢献でもあり、弊社にとっての大義でもあります。
そして、もう1つは、美味しいお酒を呑むこと(笑)
実は、これが大きなモチベーションになっていたりします。
実際、弊社は編集プロダクションとして活動しており、別にそれだけでも十分な仕事量は確保しております。
それなのに、あえて手間が数倍かかるはじめての著者に本を書いてもらうのかと言えば、その本ができ上がったときに、一緒にその本をつまみにお酒を呑みながら、本ができるまでの苦労話や本が出てからの周りの反応などを語り明かすのが大好きだからです。
これが無かったら、自分で企画を立てて、プロのライターと仕事をした方がよっぽど楽ですし、儲かりますからね。
一緒に一冊の本を作り上げるということは、ひとつの大きな目標を共に達成した同志です。
もちろん、私の方が本作りにおいてはプロですから、原稿が遅れたり、文章が日本語じゃなかったりしても、はじめての著者ですから仕方ありません。
本人が一生懸命やってくれるのであれば、あらゆる場面で、できるだけのサポートをしてキッチリ仕上げます。
でも、そうやって共に苦労を乗り越えた同志だからこそ、美味しいお酒が呑めるんです。
そして、一緒にその本をつまみにお酒を呑みながら、本ができるまでの苦労話や本が出てからの周りの反応などを語り明かすというのは、一冊目の総括でもあります。
私は、本ができた後に、美味しいお酒を呑めなかった著者さんとは、基本的には2冊目の仕事はしません。
それでも2冊目をやる場合というのは、総括する必要のなかった著者さんの場合のみですね。
理由は簡単です。
一冊目ははじめての本ですから、かなりのことを大目に見て、できる限りのサポートをさせていただきます。
しかし、決して、それは当たり前のことではないんですね。
それなのに、総括をせずに2冊目に取り掛かると、一冊目でのことを当たり前だと認識し、また同じことを繰り返します。
しかも、しっかり総括しておかないと、一冊目よりも確実に悪化しますからね(逆の経験は皆無です)。
そうなると、さすがに付き合いきれません!
もちろん、一冊目で実績ができたら、二冊目からは勝手に出版社に売り込んでいただいても構いません。
あまり著者さんの囲い込みをするのは好きではありませんし、実績があるのにいつまでの弊社にマージンを抜かれるのも快くないでしょうからね。
そこに文句を言うつもりは、全くありません。
ただ、いずれにしても、本ができたときに呑む美味しいお酒を目的に頑張っていたりするので、2冊目のことはさておき、呑みには行きたいなぁ~と、節に願うんです。
最近、本が出た後に呑みに誘ってくれる方が減っているので寂しいなぁ~と思いまして…(笑)
編集者と著者は、共同作業で作品を作りあげるパートナーでもありますから、相性はこだわった方がいいと思います。
1つは、常々書いておりますが、出版したいという人を食い物にしている詐欺的出版プロデューサーの撲滅です。
これは、ある意味では社会貢献でもあり、弊社にとっての大義でもあります。
そして、もう1つは、美味しいお酒を呑むこと(笑)
実は、これが大きなモチベーションになっていたりします。
実際、弊社は編集プロダクションとして活動しており、別にそれだけでも十分な仕事量は確保しております。
それなのに、あえて手間が数倍かかるはじめての著者に本を書いてもらうのかと言えば、その本ができ上がったときに、一緒にその本をつまみにお酒を呑みながら、本ができるまでの苦労話や本が出てからの周りの反応などを語り明かすのが大好きだからです。
これが無かったら、自分で企画を立てて、プロのライターと仕事をした方がよっぽど楽ですし、儲かりますからね。
一緒に一冊の本を作り上げるということは、ひとつの大きな目標を共に達成した同志です。
もちろん、私の方が本作りにおいてはプロですから、原稿が遅れたり、文章が日本語じゃなかったりしても、はじめての著者ですから仕方ありません。
本人が一生懸命やってくれるのであれば、あらゆる場面で、できるだけのサポートをしてキッチリ仕上げます。
でも、そうやって共に苦労を乗り越えた同志だからこそ、美味しいお酒が呑めるんです。
そして、一緒にその本をつまみにお酒を呑みながら、本ができるまでの苦労話や本が出てからの周りの反応などを語り明かすというのは、一冊目の総括でもあります。
私は、本ができた後に、美味しいお酒を呑めなかった著者さんとは、基本的には2冊目の仕事はしません。
それでも2冊目をやる場合というのは、総括する必要のなかった著者さんの場合のみですね。
理由は簡単です。
一冊目ははじめての本ですから、かなりのことを大目に見て、できる限りのサポートをさせていただきます。
しかし、決して、それは当たり前のことではないんですね。
それなのに、総括をせずに2冊目に取り掛かると、一冊目でのことを当たり前だと認識し、また同じことを繰り返します。
しかも、しっかり総括しておかないと、一冊目よりも確実に悪化しますからね(逆の経験は皆無です)。
そうなると、さすがに付き合いきれません!
もちろん、一冊目で実績ができたら、二冊目からは勝手に出版社に売り込んでいただいても構いません。
あまり著者さんの囲い込みをするのは好きではありませんし、実績があるのにいつまでの弊社にマージンを抜かれるのも快くないでしょうからね。
そこに文句を言うつもりは、全くありません。
ただ、いずれにしても、本ができたときに呑む美味しいお酒を目的に頑張っていたりするので、2冊目のことはさておき、呑みには行きたいなぁ~と、節に願うんです。
最近、本が出た後に呑みに誘ってくれる方が減っているので寂しいなぁ~と思いまして…(笑)
編集者と著者は、共同作業で作品を作りあげるパートナーでもありますから、相性はこだわった方がいいと思います。
2016年02月03日
編集者に企画を惚れさせろ!
出版を目指す場合、企画書を作るわけですが、その企画書に書いた企画を編集者に惚れさせるというのは、非常に重要です。
惚れさせるというのは、
「この企画凄い!」
「この企画面白い!」
「この企画をもっと聞きたい!」
「この企画は絶対に自分が手がけたい!」
という感情を編集者に持ってもらえるかどうかってこと。
というのは、編集者も人間です。
人間である以上、全ての本に全く同じように労力をかけて、同じように気持ちを入れることはできません。
そして、やはり編集者が惚れ込んで作った書籍の完成度は、そうでない本に比べて、全然違うんですね。
そもそも編集職に明確な答えはありません。
そして、それぞれの編集者のさじ加減に委ねられる部分が意外と多いんです。
そうなると、あとは編集者の企画への思い入れ次第…。
だからこそ、編集者に惚れ込んでもらうことというのは、実は、非常に重要なんです。
もし、編集者が企画にあまり関心を持ってもらえていないのならその話しを一回ご破算にして、他の編集者を探した方がいいのかもしれません。
編集者と著者は、共同作業で作品を作りあげるパートナーでもありますから、相性はこだわった方がいいと思います。
惚れさせるというのは、
「この企画凄い!」
「この企画面白い!」
「この企画をもっと聞きたい!」
「この企画は絶対に自分が手がけたい!」
という感情を編集者に持ってもらえるかどうかってこと。
というのは、編集者も人間です。
人間である以上、全ての本に全く同じように労力をかけて、同じように気持ちを入れることはできません。
そして、やはり編集者が惚れ込んで作った書籍の完成度は、そうでない本に比べて、全然違うんですね。
そもそも編集職に明確な答えはありません。
そして、それぞれの編集者のさじ加減に委ねられる部分が意外と多いんです。
そうなると、あとは編集者の企画への思い入れ次第…。
だからこそ、編集者に惚れ込んでもらうことというのは、実は、非常に重要なんです。
もし、編集者が企画にあまり関心を持ってもらえていないのならその話しを一回ご破算にして、他の編集者を探した方がいいのかもしれません。
編集者と著者は、共同作業で作品を作りあげるパートナーでもありますから、相性はこだわった方がいいと思います。
2015年12月25日
本当のベストセラーとは?
ベストセラーというと、どんなイメージをお持ちですか?
・嫌われる勇気
・伝え方が9割
・人生はニャンとかなる!
・人生はワンチャンス!
・7つの習慣
・もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
とかですかね?
確かにどれも売れています。
こういう目立った本なら、他にもいくらでもありますよね。
でも、出版社が熱望しているベストセラーって、本当はこういう本ではないんです。
もちろん、少しでも売れてくれたら、それはそれで売れしいんですけどね。
実は、出版社が熱望しているのは、売れた部数だけではないんです。
部数と期間がポイントだったりします。
もちろん、期間は長い方がいいんです。
瞬間風速で売れる本というのは、その勢いが急に終わるため、最後に過剰在庫で終えることがほとんど。
しかも、瞬間風速で売れる本は目立ってしまうので、他社に追随されて、市場が荒らされることもしばしば。
でも、実は、10年かけて20万部という本が存在するんです。
年々着実に売れているので、増刷時のリスクもなく、ランキングを賑わすこともありませんので、他社の追随を受ける必要もありません。
こういう本が多くあると、出版社の経営は安定しますよね。
なので、多くの出版社が熱望しているベストセラーというのは、煽って、瞬間風速で売れる本ではなく、しっかりと着実にうれていく本だということを覚えておいてください。
そのためには、自分が狙っている棚での定番本を狙う必要があるということです。
この部分にズレがある状態で、編集者と話しても噛み合いませんからね。
ただ、某出版社の様のに、むしろ瞬間風速で売れる本しか狙っていない出版社も稀にありますので、まずは相手の狙っているベストセラーがどういうものかを見極めるところからはじめた方がいいかもしれませんね。
・嫌われる勇気
・伝え方が9割
・人生はニャンとかなる!
・人生はワンチャンス!
・7つの習慣
・もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
とかですかね?
確かにどれも売れています。
こういう目立った本なら、他にもいくらでもありますよね。
でも、出版社が熱望しているベストセラーって、本当はこういう本ではないんです。
もちろん、少しでも売れてくれたら、それはそれで売れしいんですけどね。
実は、出版社が熱望しているのは、売れた部数だけではないんです。
部数と期間がポイントだったりします。
もちろん、期間は長い方がいいんです。
瞬間風速で売れる本というのは、その勢いが急に終わるため、最後に過剰在庫で終えることがほとんど。
しかも、瞬間風速で売れる本は目立ってしまうので、他社に追随されて、市場が荒らされることもしばしば。
でも、実は、10年かけて20万部という本が存在するんです。
年々着実に売れているので、増刷時のリスクもなく、ランキングを賑わすこともありませんので、他社の追随を受ける必要もありません。
こういう本が多くあると、出版社の経営は安定しますよね。
なので、多くの出版社が熱望しているベストセラーというのは、煽って、瞬間風速で売れる本ではなく、しっかりと着実にうれていく本だということを覚えておいてください。
そのためには、自分が狙っている棚での定番本を狙う必要があるということです。
この部分にズレがある状態で、編集者と話しても噛み合いませんからね。
ただ、某出版社の様のに、むしろ瞬間風速で売れる本しか狙っていない出版社も稀にありますので、まずは相手の狙っているベストセラーがどういうものかを見極めるところからはじめた方がいいかもしれませんね。