息の長い本を出版する?
「息の長い本を出版したいです」ということをおっしゃる方が非常に多いです。
そして、そういうコトをいう人に限って、「評価されれば、口コミで売れるので、短期の販促はしません」とか言うんです。
結果、売れない…。
だって、毎日250点以上の書籍が出版され、今までに出版された本と、新刊の本が、日々、書店の限られたスペースを取り合って、しのぎを削っているですよ。
しかも、書店の取り分は20%。
ということは、より売れそうな本を優先的に残し、売れ行きの鈍い本はさっさと返本されてしまいます。
つまり、書店に対して、口コミが広がる時間を待っている余裕はないんです。
口コミが広がり売れるとしたら、ネット書店だけです。
ということは、いかに初速をつけなきゃいけないか、そこから継続的に売れるようにするために何をするべきかの戦略を最初から考え準備をして、実行していかなければ、本は書店に残りません。
出版不況が続く、昨今、著者が自ら売る時代ですからね。
息の長い本なって夢を見てないで、しっかりと売るための力を養いましょう!
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