出版におけるセカンドオピニオンは必要か?

出版実現コンサルタント@山田

2015年05月15日 09:50

出版したいと思って、いろいろ模索をしていると、いろいろな人がいろいろな話しをしていることに気付くと思います。

そして、いろいろな人脈ができると、自分の進んでいる道が正しいかどうが不安になってしまい、周りに意見を求めたりすることも少なくありません。

個人的には、出版したいと思うのなら、いろいろな人の話しを聞き自分にあった方法を見つけることは、決して悪いことではないと考えます。

しかし、それはあくまでも、出版が決まるまでの話。

出版が決まったら、周りに意見を聞くようなことはしないでください。

実際、出版が決まった後も、周りに意見を聞いて、振り回される人って、非常に多いです。

そして、
「●●社の編集者はこう言ってました」
「ベストセラー作家の●●さんは、それはおかしいと言ってます」
「あの出版プロデューサーはこう言ってましたが嘘ですか?」
「知り合いのデザイナーは、こっちの方が売れるとのことです」
などと、言い出します。

そうすると、我々は、次のように思います。

だったら、その人に出版させてもらばいいんじゃないですか?

だって、あなたの企画を評価して、コストを負担して、それでも出版しようと思ってくれた人は、目の前の出版社ですよね?
その意見を言ってきた人は、売れなかった時に責任をとってくれるのでしょうか?
その人は、本当にあなたのことを思って意見をくれてますか?

そういう投げかけをする前に、その目の前の出版社とのやり取りを、出版前に他の人にもらすこと自体が、失礼なことです。

だって、その聞いた出版社が、同じような企画を先に出すこともありうるわけですしね。

そもそも、その目の前の出版社とのやり取りの裏を取ろうとした行為自体が、目の前の出版社を信用してないと、本人に突きつけているようなもんなんですよ。

もちろん、出版が決まるまでは、いろいろありますので、いろんな人の話しを聞くことは大切なことです。

でも、それは出版が決まるまでにしてください。

決まった以上、何があったとしても、自分で選択したわけですから、目の前の出版社を信じて、全うしてください。

逆に言えば、それができないのであれば、その出版社から出版すること自体を辞めて、自分が信頼できる出版社を探すようにしましょう。

もちろん、それは出版社に限らず、出版プロデューサーにも言えることですよ。

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