出版企画には軸を設けよう
書籍の企画を考える場合、何を盛り込もうか悩まれる方が多いようです。
そこで、周りに「どんなコトが知りたい?」「どんなことを書いてあったら嬉しい?」などと意見を集めます。
で、その意見を集計し、ザックリとカテゴライズして、章立てをし、構成案を作られる方が多いです。
しかし、これでは、ただ欲しい情報をカテゴリーごとにまとめて掲載したというだけ…。
それは雑誌やムックでやるべき本の作り方です。
書籍の場合、タイトルを見て、そのタイトルに書かれたことを知りたくて本を買うわけです。
そして、その本のタイトルで提示した到達点は、読者との約束事なわけですから、しっかりとそこに到達するように順序立てて説明しなければ、それは書籍ではないということになります。
なので、企画には、必ず、流れを先に作らなければなりません。
それが時系列なのか、段階ごとなのか、作業順なのか…、それは何でも構いません。
とにかく、軸となる流れを作るんです。
あとは、リサーチした意見を、この流れのなかに散りばめていってください。
意見は、意見でカテゴライズするのではなく、先に流れを作り、そこを受け皿にして、意見を割り振るということです。
そのためにも、まずは流れとなる軸を設けましょう。
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